ストーリー
充瑠はまたしても夢の中でオラディン王に会う。
不死鳥の絵を描くオラディン王。不死鳥が好きな二人。やはり気が合うようだ。
「次はここではない場所で会いたいな」
「それどこですか?」
「扉を開けて入ってきてくれ」「ただし 扉は1人1回しか開けられない」
「扉?」
「きらめきこそが私に通じる」
そう言って充瑠に謎の鍵を渡すオラディオン王。
オラディオン王の姿が見えなくなり、目を覚ます充瑠。
いつもはピンチの時にアドバイスをくれるオラディン王だが、今回のそれはどうも違うようだ。
そんな中、突然涙を流し始める時雨。
何事かと思いきや、どうやら芝居の稽古中だった模様。
そんなやり取りの中、充瑠の手にはあの鍵が握られていて―

と、そこへ街で次々とビルが崩壊するニュースが飛び込んでくる。
それを見たマブシーナが、
「あっ...あの日と同じ...!」「この攻撃...!」
「シーナちゃん どうしたの?」
「クリスタリアを襲った 最初の攻撃と同じです!」
街で一体何が起きているのか?
キラメイジンで現場へ向かうキラメイジャー。
しかし、辺りにはなにも見えない。
と、その時なにもない空間から攻撃が。どうやら見えない何かがいるようだ。

何者からの強力な攻撃に倒れるキラメイジン。
その様子を眺めるのヨドンナ。
「まだ試験運用中」「やつらをかまってる暇なんてなし」
そう言うと見えない何かを退却させる。
あと追おうするが、魔進たちは体が痺れてしまい動くことが出来ない。
ヨドンヘイム。
「やるな ヨドンナ」「ヨドン皇帝配下の あれを繰り出すとは...」
「あれだけでも恐ろしいが 私が考案したこれのおかげで 未知なる恐怖が加わったろ?」
どうやら、見えない何かはヨドン皇帝の配下らしく、さらにはクランチュラの細工が加わっているようだ。
「あれにデータを送る送信機だ」「これがある限り キラメイジャーのやつらは姿なき脅威に手も足も出まい!」
カラット本部。
魔進たちはかなり重症の様子。

マブシーナはこれをヨドン軍の仕業と確信。
クリスタリア崩壊の日も、同じように宝石たちが戦闘不能になったのだという。
「このままでは危険です!」「「一刻も早く輝きを取り戻さないと!」
ザビューン「聖地アタマルドで奇跡の輝きを浴びれば 元に戻るかもしれねえぜ」
「なら早く連れてって ザビューン!」
「無理だ アタマルドはハコブ―しか行けない場所にある」
ハコブ―とは一体?
「お父様が幼い頃からお世話になっていた側近であり 指南役のストーンです」「泣き虫だった自分を立派に育ててくれたと お父様もよく言っていました」
「すごい...オラディン王の教育係か」
「ハコブ―には 泣き虫の父上に自分もよくもらい泣きしていたと 何度も聞かされた」
「感情を共にするほど 親しい間柄だったのか」
「だったらハコブ―に協力してもらえば...!」
だがしかし、ハコブ―は自分が地球でバカンスをしている時に、クリスタリアが襲撃されたことを悔やみ絶望しているのだという。
気力をなくし今では、南の孤島から出てこないのだそうだ。
「王を失った絶望と自責の念にとらわれているのか...」
「まずは 心のケアが必要ね」「了解 私が話してみる」
「いや...ハコブ―に必要なのは医者の診療じゃない...」
なにやら考えがあるようすの時雨。
「こんな時 心を癒して活力を与えてくれるのは...エンタメだ!」「エンターテインメントだ!」
「俺が行く!」「充瑠!お前も助手でついてきてくれ」
強引に充瑠を連れていく時雨。
南の孤島へとやって来た時雨と充瑠はハコブ―の元へ。

聖地アタマルドへの案内を願い出るが、ハコブ―はこれを一蹴。
「仲間たちがどうなってもいいっていうの?」
ハコブ―「今の我が輩に仲間を思いやれる感情などない...」「帰れ」
「ならば 俺たちがあなたの感情を取り戻してみせます」「そうしたら力を貸していただけますか?」
「感情を...?」「よかろう」
条件を飲むハコブ―。
「だが忘れるな」「石に頼みし事成し得ねば 潰される者あり」
「クリスタリアの格言?」
「我が輩の喜怒哀楽を引き出せぬなら お主たちは一生我が輩の下で潰されることになる」
驚く充瑠だったが、時雨は自信満々。
「いいでしょう 必ず成し遂げてみせます!」
まずは笑いの感情を引き出すため、漫才を披露。
だったが、ハコブ―はクスリともせず。あえなく失敗。
次は、剣技を見せて驚かせようとするが、これも失敗。
さらには音楽を披露するが、またしても失敗。
「笑いも剣劇も音楽さえ 心に届かないとは...」「つらいよな...」
そう言って涙を流す時雨。
ハコブ―の心境を思いやり、心を救えないのは自身の力不足と嘆く時雨。
悔しさのあまり泣き崩れてしまう。

その姿を見たハコブ―は、
「おっおい...そんなに泣くな」「そんな悲しそうに泣かれたら 我が輩は...我が輩は...」
時雨の涙につられ、泣き出すハコブ―。
その頃、カラット本部では。
見えない敵の対策会議中。
博多南によると、敵はプロジェクションマッピングのように画像を体に投影して、周りの景色と同化しているというだ。
そうだとすれば、誰かが風景画像を投影する作業をしているはずだ。
と、そこへヨドン軍出現の報せが!
現場へ駆けつけると、投影作業を行うヨドンナの姿が。

どうやらアイパッドのような物を使い投影していたようだ。
べチャットがそれを持って逃走。奪うべく後を追うキラメイジャー。
攻防の末、どうにか奪い取ることに成功すると、それを破壊。
すると、見えない敵が姿を現す。

「これがシーナちゃんの言ってた クリスタリア襲撃部隊のやーつ?」
宝路「でかすぎる...いつもの2倍はあるぞ!」
「やはりあれはヨドン巨獣 ゴモリュウ!」
ギガントドリラーとキングエクスプレスザビューンで応戦。
「姿が見えたところで お前らではどうにもできないよ」
よほど自信があるのか、余裕をみせるヨドンナ。
「さあいけ プロジェクターゴモリュウ!」
羽ばたきだけで街を破壊するプロジェクターゴモリュウ。
一方、時雨と充瑠は。
「いやあ 久々に思いっ切り泣いたら 心が軽くなった」
感情を取り戻したハコブ―はやたらと饒舌に。
そんなハコブ―を尻目に時雨と充瑠は、
「ねえ時雨さん さっきのドラマのセリフだよね?」
「ああ 気づいたか」「悔し涙を流すオラディオン王子に ハコブ―がもらい泣きしたと聞いてな 涙を誘ってみた」
「えっ?それじゃ全部演技だったの?」「どこから?」
「漫才から全て布石だ」
なんと全ては時雨の思惑通りだったのだ。
「あっでもハコブ―には内緒だぞ だましてるようで申し訳ない」
「たとえ演技でも 心が救えたら本物だよ」「すごいよ 時雨さん!」
「そう言ってもらえると 役者冥利に尽きる」
と、そこへ二人に応援要請が。
約束通り力を貸してくれるハコブ―。
魔進たちを重傷にした、あの攻撃を繰り出そうとするプロジェクターゴモリュウ。
と、そこへ割って入るハコブ―。

「我が輩はオラディオン王をお育てしたストーンにして オラディオン王に魔進にしていただいた クリスタリア一の剛の者 ハコブ―なり!」
ゴモリュウを倒すことは出来るのか?ハコブ―の実力は如何に?そして、魔進たちを救うことは出来るのか?次回へ続く。
今週のヒロイン 速見瀬奈(新條由芽)













今週のヒロイン 大治小夜(工藤美桜)















今週の悪のヒロイン ヨドンナ(桃月なしこ)







感想
魔進戦隊キラメイジャー第28話です。
魔進たちが大ピンチな今回。
謎の巨大邪面獣、ゴモリュウによって重傷となった魔進たち。
輝きも失われ、命の危機のようです。
その魔進を救うべく、ハコブ―の元へ。
ふさぎ込むハコブ―の感情を取り戻すべく、漫才等を披露する時雨と充瑠。
漫才がぺコパの真似で、完成度が高くて面白かったですね。
時雨の大芝居の甲斐あって、ハコブ―が仲間入り。
腕っぷしも相当のようで、どんな戦いをするのか楽しみです。
ヨドン皇帝配下のゴモリュウなる邪面獣が登場。
クリスタリアを最初に攻撃した奴だそうですが、一体どういう者なのか。
ヨドン皇帝が直々に作り出しているのかな?

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テーマ:魔進戦隊キラメイジャー - ジャンル:テレビ・ラジオ