ストーリー
陸上の練習中の瀬奈。

「なつめ先輩 どうでした?タイム」
「11秒59」
「う~ん...伸びてない スランプかな?」
しかし、タイムは伸びずスランプの様子。
「モラモラだねえ」
「なんですか?モラモラって」
「頑張ってるのはわかるけど いまひとつ暗がりから抜け出せないっていう ジャン語よ」
「ジャンゴ?」
「先輩も美希さんも その訳のわからない言葉 いい加減やめてください!」
この不思議な言葉を使う母娘。
娘は大学時代の瀬奈の先輩であり、今はスクラッチ社の開発室で新商品の開発している真咲なつめ。

母でその室長である、真咲美希。

スクラッチ社は瀬奈のスポンサー企業なのだ。
「瀬奈ちゃんにはお世話になっているのよ」「うちのユニフォームを着て宣伝してくれるから」
「瀬奈だって うちがスポンサーでニキニキでしょ?」
「また!ニキニキって何?」「ちゃんとわかるように言ってくださいよ!」
「俺 ちょっとわかります」「ニキニキって調子が良くて 元気な感じじゃないですか?」
不思議なジャン語を理解できない瀬奈だったが、充瑠にはなぜだかわかるようだ。
「すごい充瑠くん!さすがキラメイジャー」
「俺たちが魔進戦隊ってことを知ってるのか?」
「ええ ゾワゾワと戦ってるんでしょ?」
「ゾワゾワはヨドン軍みたいなものを指す言葉?」
「もう!面倒くさい!」
カラット本部。
スクラッチ社はスポンサー企業というだけでなく、カラットの先輩にあたるのだという。
というのも、かつて平和の為に戦った戦隊、獣拳戦隊ゲキレンジャー。


その戦士たちが戦うアイテムを開発して、サポートしていたのがスクラッチ社なのだ。


故に、キラメイジャーの活動にも理解があるという訳なのだ。
瀬奈は開発中のサポートギアのテストに協力することに。走行中のデータを集めるようだ。

データは自動追跡のドローンからパソコンに送られる仕組みになっているそう。
体を軽くすためチェンジャーを外して走り始める。

そこへヨドン軍出現の報せが!
トレーニング中の瀬奈を除いて、残りのメンバーで現場へ。
瀬奈の様子をモニターする美希となつめ。と、そこへなんと、ヨドンナとガルザが乱入。
順調に走る瀬奈だったが、突如サポートギアの形状が変化。

一定の速度以上で走らなければ爆発するというアナウンスが流れ始める。
さらに、キョウリョクセッチャクザイ邪面によってサポートギアが外れなくなってしまう。
キラメイジャーが戦う現場に現れた、キョウリョクセッチャクザイ邪面。

以前戦ったセッチャクザイ邪面の弟なのだという。
キョウリョクセッチャクザイによって接着され、身動きが取れなくなってしまったキラメイジャーは、一方的に攻撃を受けることに。
どうやら瀬奈の元に行かせないよう足止めをしているようだ。
その頃、止まることが出来なくなった瀬奈はランニングを続けていた。
繋がらなくなっていた美希となつめとようやく通信が。
サポートギアの異変を伝えるが、変わらず走り続ける様にとの返事。
「ねえ 美希さん そっちでなんかありました?」
「いいえ 何もないわ ゾワゾワなだけ」
「ゾワゾワ?」
そう言って通信を切る美希。
ヨドンナたちが現れた現場では、なつめが人質に取られ、美希はその言いなりなるしかなかったのだ。
「ボクの実験は始まったばかりだよ」「いつ どうなったら諦めるか 人間どもの限界を確かめるんだ」
「サポートギアを爆弾に変えたのね!」
サポートギアを爆弾に変え、走り続けなければならないよう仕向け、キョウリョクセッチャクザイ邪面を倒さなければ外せないようにする。
これこそ、ヨドンナの作戦だったのだ。
だがしかし、このまま指をくわえて見ている美希ではなかった。
激獣レオパルド拳の使い手であった美希の反撃で、なつめを解放することに成功。

この状況を打破すべく走り出すなつめ。瀬奈のチェンジャーからの情報で、キラメイジャーの元に向かうのだった。
一方、キラメイジャーはキョウリョクセッチャクザイ邪面の攻撃に満身創痍。
呼び出したゴーアローも接着されてしまう始末。
そこへ、なつめが駆けつける。
なつめを攻撃するキョウリョクセッチャクザイ邪面。しかし、なつめは得意のダンスでこれを回避。

一方、美希たちの様子に違和感を感じた瀬奈は、ゾワゾワの意味がヨドン軍を示す言葉であることを思い出していた。
その瀬奈が一向に諦めるそぶりをみせないことにイラ立つヨドンナ。美希を脅しさらに速度をあげるよう命じる。
「爆発のためにモラモラを目指して モラモラよ!」
ジャン語でなにかを伝えようとする美希。
「モラモラを目指す...?」
⦅爆発のためにモラモラを目指せって...⦆⦅モラモラは暗がりから抜け出せない感じって言ってたっけ?⦆⦅それを目指せって...⦆
⦅はっ!暗がり?⦆⦅そういうことか!⦆
メッセージの意味を理解した瀬奈は更にスピードアップ。
「わかった気がする!これがニキニキってこと!」
そのままトンネルの中に突入。と、次の瞬間爆発が!
瀬奈が死んだと確信したヨドンナたちは、その現場へ向かう。
粉々になったサポートギア。やはり瀬奈は死んでしまったのか!?
勝ち誇るヨドンナ。しかし、そこへ瀬奈の声が響き渡る。
白煙舞い上がるトンネルから現れる瀬奈。

「これくらいで諦めるわけないでしょ!」
「君...なんで無事なわけ?」
そこへ現れるキラメイジャーとなつめ。
「美希さんが言ってる意味を考えた」「ゾワゾワは美希さんがヨドンの罠にはまったってこと」
「爆発のためにモラモラを目指すは トンネルの中みたいなカメラに映らない所で 爆弾を爆発させろってこと」
「すなわち 仲間が爆弾を外せるように助けてくれるはずってこと!」
どうやってキラメイジャーがこの場所にやって来られたのか。
なつめから瀬奈の危機を知らせれたキラメイジャーは、なつめの協力でゴーアローを回収。
ゴーキラメイジャーに変身し、キョウリョクセッチャクザイ邪面を撃破。

こうして瀬奈からサポートギアを外していたのだった。
「必ず仲間がサポートしてくれるって信じてた!」
「仲間だと?」
「ニキニキだからよ」
「だから私は走れた!」
「諦めない人間の諦めないところを見せてやって!」
なつめからチェンジャーを受け取った瀬奈は、ゴーキラメイジャーに変身。
ヨドンナに必殺の一撃を放つ。
が、これをガルザが防ぐと、作戦の失敗を受けヨドンナとガルザは撤退するのだった。
一息つく間もなく、今度は邪面獣キョウリョクセッチャクザイシェルガが出現。

キングエクスプレスザビューンとギガントドリラーで応戦。
トドメ刺そうしたところへ、なんとマッハが参戦。
瀬奈に頼ってほしかった嫉妬の勢いで、キョウリョクセッチャクザイシェルガを撃破するのだった。
改めてスプリントのタイムを計る瀬奈。
すると、今度はなんと新記録を達成。
「考えすぎてたみたい」「やっとわかったのニキニキが大事だって」「これからは私ニキニキだーっ!」
「ジャン語がわかるようになったの?」
すっかりジャン語が分かるようになった瀬奈。
「私は走り続ける!私の道を!」

スランプを脱し、ますます光り輝く瀬奈なのだった。
今週のヒロイン 速見瀬奈(新條由芽)




























































今週のヒロイン 大治小夜(工藤美桜)



今週の悪のヒロイン ヨドンナ(桃月なしこ)























ゲスト
真咲美希(伊藤かずえ)
瀬奈のスポンサーでもあるスポーツ用品メーカー「スクラッチ社」特別開発室・室長。
激獣拳という拳法で平和のために戦った“ゲキレンジャー”が戦うためのアイテムを開発してサポートしていた。
激獣レオパルド拳の使い手。(公式サイトより)
























真咲なつめ(桑江咲菜)
美希の娘。幼い頃からスクラッチ社の開発室に出入りし、ゲキレンジャーたちと交流していた。
現在はスクラッチ社の社員。瀬奈の先輩でもある。ダンスには自信あり!(公式サイトより)

































感想
魔進戦隊キラメイジャー第27話です。
ゲキレンジャーのサポートメンバー登場な今回。
まさかのゲキレンジャーとのコラボとなりました。
私は知りませんでしたが、詳しい人は瀬奈のユニフォームがスクラッチ社制のものだと気づかれてたみたいです。凄い。
ということで、久々戦隊主演の伊藤かずえさんと桑江咲菜さん。オリジナルキャストでございます。
これは戦隊ファンとしては嬉しいですよね~。小道具の遊び心がここに結びつくのだから堪らない。
ジャン語も久々に聞けて嬉しい限りでした。
この手のコラボは今後の作品でも観たいですね。
そして主役の瀬奈。今回は走りっぱなしでした。
撮影大変だったのかな。お疲れ様でした。
ユニフォーム姿が眩しかった。
ヨドンナとガルザのコンビ。実験と言っていましたが、何かのデータを取っているのかな?

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テーマ:魔進戦隊キラメイジャー - ジャンル:テレビ・ラジオ