ストーリー
ゾンビべチャットに大苦戦のキラメイジャー。
「そうだ トンネルができたらボクも笑ってみるか」「願いがかなったら 人間はうれしくて笑うんだろ?」
人間を嘲るヨドンナに怒りをあらわにする為朝。
ヨドンナはバクダン邪面に爆発を起こし、闇エナジーを集めるよう指示。
集めた闇エナジーでトンネル開通のための特殊爆弾を作らせようというのだ。
さらにはバクダン邪面に鞭を振るい、バクダン邪面を5人に分裂させたではないか。

邪面師を完全に手なずけるヨドンナに驚くガルザ。
バクダン邪面を食い止めようとするキラメイジャーだったが、ゾンビべチャットに妨害され、逃げられてしまう。
「力が欲しい...強い力が!」
倒しても倒してもよみがえるゾンビべチャットに、ついに変身を解除してしまうキラメイジャー。

万事休すかに思われたその時、突如苦しみだすべチャット。
「パワーアップの副作用がもう出たんだ」
泥の塊となって崩壊するべチャット。

「この副作用を知っててやってたのか!?」
「兵隊は使い捨てだもん 当然だろ?」
冷徹な言葉に唖然する充瑠たち。
「君たちと遊ぶのは 今日はここまで」
「待て!」「とどめ刺しとかねえと後悔するぞ」
「誰が?」「ボクは現場のリーダーとして判断した」「君たちに これ以上構ってる価値はないってね」
「仲間使い捨てて何がリーダーだ!」「俺たちには頼りになるリーダーがいる」「この仲間たちと一緒に とんでもない大逆転勝利を見せつけてやるよ!」
「仲間?くっだらな」「でも見られるもんなら見たいな その大逆転勝利ってやつ」「どうせ無理だろうけど」
「絶対に見せてやる...!」
そう言って倒れる為朝。
一方、宝路もエネルギアを取り込んで巨大化したモンストーンに大苦戦。
ところがどういう訳か、モンストーンも苦しみだし動きを停止。

その隙をついて宝路はモンストーンを撃破。カナエマストーン・エネルギアも奪い返すのだった。
カラット本部。
キラメンタルを感じないほどに、心身共に傷ついた様子の充瑠たち。
各地で爆発の準備を進めるバクダン邪面への対策を講じようとするが、
「今戦っても勝てる自信ないよ...」「こんな気持ち 初めて...」
そこへボロボロになった宝路がエネルギアを持って帰還。
「こいつがくれるのはとてつもないパワーだ」
モンストーンを異常なまでにパワーアップさせたエネルギア。それを聞いた為朝は、
「こいつのエネルギーでパワーアップすれば 俺たちはもう一度羽ばたけるんじゃないか?」「充瑠が描いた あの絵の不死鳥のように!」
「そうだ...いける やろう みんな!」
賛同する一同だったが、
「ダメだよ!絶対ダメ!」
強く反対する充瑠。
「どうして?それしかないじゃん!」「これを使えば強くなれるんでしょ?」
「あのべチャットみたいになりたいの!?」
一同の頭によみがえるあの悲惨な光景。
「エネルギアのパワーが強ければ強いほど きっと俺たちの体にめちゃくちゃ負担がかかる」「最悪の場合 命を落とすかもしれない」
「確かに...俺がモンストーンを倒せたのは エネルギアの力でやつの体組織が崩壊したからだ...」
落胆の一同。
「たとえそうだとしても やつらの手で地球を蹂躙されるよりはマシだ!」
「そうね 私もたくさんの人たちの命を救えるなら...」
「俺は嫌だ!」「ここにいるみんなが未来を捨てるなんて!」
「じゃあ 地球が滅ぼされたっていいのかよ!?」
「それも嫌だ!」「俺は地球の平和もみんなの未来も どっちも守りたいんだ!」
そう言うと充瑠はエネルギアを持って飛び出して行ってしまう。
追いかけようとする一同だったが、そこへバクダン邪面の爆破活動が始まってしまう。
「自信ないけど...やるしかないよね」
「なんとか食い止めよう」
出動するキラメイジャー。
ヨドンヘイム。
「そうか...あのヨドンナという女が ヨドン様の直属というのは真実か」
「あの女は何かを隠してる気がする」「もしかすると 我々にとっても危険な存在かもしれない」
飛び出した充瑠が向かった先は、あの神社だった。
声をかける神主。
「また困って来ちゃいました...」
充瑠は自分がキラメイジャーであること、これまでの経緯を神主に語る。
「そうか...あの恥ずかしがりの少年が そんなすごいことをしているとは驚いたが...」
「それなら あのキラキラの宇宙人の話が 何かの参考になるかもしれないな」
「キラキラの宇宙人?」「まさか...」
「その宇宙人は この地に伝わる不死鳥伝説にいたく感動してね」
昔話を語り始める神主。
そう、その宇宙人とはオラディン王その人だったのだ。
不死鳥伝説に感銘を受けたオラディン王は、この地の力を得て弓の勝負がしたいと申し出る。
勝負は引き分けたが、オラディン王はさらに的を2つ射貫いてみせると言う。
しかし、弓を強く引きすぎてしまい、弓が折れてしまう。
「弓のほうが限界だったようだ」「限界を超えてはダメなのか」
そう結論に達したオラディオン王は、今度は矢に回転を加えることで、見事2つの的を射抜いたのだった。

"限界は超えないためにある それがわかってよかった"そう言って喜んで帰って行ったとのこと。
「限界は超えないために...」「そうか!それでいいんだ!」
吹っ切れたように、なにかをひらめく充瑠。
カラット本部。
その頃、分裂したバクダン邪面と戦うキラメイジャー。
しかし、対抗策はなく劣勢に立たされていた。
その危機的に状況に涙を流すマブシーナ。
そこへ充瑠が駆けつける。
すると、マブシーナから出たブルーダイヤをかき集め、エネルギアに願いを込める充瑠。
そこから誕生したのは、弓の形をした武器だった。

ヨドンナの元に集結する、バクダン邪面。

「ヨドンナ様 人間どもの闇エナジーを凝縮した 特殊爆弾が5個そろいました!」
「この5か所...ここに特殊爆弾を仕掛ければヨドントンネルは貫通する」
そうはさせじと駆けつける為朝たち。
それを見て高笑いをするヨドンナ。

「何がおかしい!?」
「別に」「君が教えてくれた笑うとこかと思って まねしただけ」
「ふざけやがって...!」「まだ願いかなってねえだろ!」
「でもボロボロの君たちに もうできることはないだろ?」
図星をつかれ言いよどむ一同。と、そこへ充瑠が駆けつける。
「俺たちは不死鳥のようによみがえるよ!」
ひらめきを引っ提げやって来た充瑠。
「来い キラフルゴーアロー!」「今からこれでパワーアップする!」
「副作用はどうするんだ?」
「限界は超えないことにした」「だから その状態でいられるのは100秒だけ」
キラフルゴーアローにはどういう効果があるのかも分からず、とにかく充瑠の言葉を受け入れる一同。
それを尻目にヨドンナは、バクダン邪面に爆弾をセットするよう指示。
べチャットの妨害は宝路に任せ、バクダン邪面に追うことに。
キラフルゴーアローを作動させる充瑠。
「キラフルチェンジ!」
天に向けて放たれた矢が、キラメイジャーの体に装着。
「力が湧き上がる!」
すると、キラメイジャーはゴーキラメイジャーに変身。

キラフルゴーアローを順番に渡しながら、各人がバクダン邪面を撃破していく。




最後のバトンを受け取った為朝だったが、もう少しの所でヨドンナに妨害に合い、ゴーキラメイジャーの変身が解除されてしまう。
「残念でした」
再び高笑いのヨドンナ。残ったバクダン邪面に爆発指示する。
「フン...残念なのはお前さ ヨドンナ」「俺には仲間がいる!」
そう強く信じる為朝の言う通り、バクダン邪面の行く先には宝路がいた!
宝路はパワーアップしたバクダン邪面をものともせず、必殺の一撃で撃破してみせるのだった。


「見たか!これが仲間だ!」「お前のたくらみはついえた」「お前が笑うことは もうない!」
「人間どもめ!」
悔しさを噛みしめ、撤退するヨドンナ。
ヨドントンネル作戦は未然に防がれたのだった。
ヨドンヘイム。
落ち込むヨドンナに声をかけるガルザ。
「ヨドンナ お前の戦い方 気に入ったぞ」
「失敗したボクに 皮肉?」
「いや...キラメイジャーに決死のあのモードを引き出させたのは お前のすごさだ」
「へえ~認めてくれるんだ」
「どうだ?俺と組まないか?」
「いいよ」「楽しくなりそうだ」
カラット本部。
祝杯をあげる一同。
「あっ!大事なこと忘れてた」「タメくん 大丈夫!今回の恋は破れたけど きっとまたいい子が現れるよ」

充瑠の気遣いに失恋を思い出し、涙目の為朝なのだった。
今週のヒロイン 速見瀬奈(新條由芽)






今週のヒロイン 大治小夜(工藤美桜)




今週の悪のヒロイン ヨドンナ(桃月なしこ)





































感想
魔進戦隊キラメイジャー第26話です。
キラメイジャーがパワーアップ!な今回。
来ました恒例のパワーアップ回。
タイトルが「スローなブギにしてくれ」のパロディでした。
ヨドンナの送り込む敵に大苦戦のキラメイジャー。
望みをエネルギアに託しますが、体が崩壊するリスクが。
迷った充瑠が頼ったのは、神主のヌシカンさん。
そこで聞かされた宇宙人の話。そう前回話に出てきた宇宙人とはオラディオン王でした。
宇宙人として受け入れるヌシカンさんも凄いね。やはり神に仕える職業だからかな。
充瑠が辿り着いた答えは、限界を超えない。これも面白いですね。
特撮なら限界を超えるとか、リスクを冒してパワーアップがよくありますが、充瑠の出した答えは違うものでした。
この辺もキラメイジャーの特殊なところだと思ういますね。
で、そのパワーアップフォームがなかなかいい感じでした。
ここのところ戦隊では、レッドだけがフォームチェンジするようになっていましたが、今作は久々の全員チェンジ。
これはとても嬉しいです。やっぱ戦隊のフォームチェンジはこうでないと。
今後どういう違いがあるのかも見せていってくれるのかな?
宝路はバクダン邪面を倒しましたが、キラメイシルバーはノーマルでも倒せる強さがあるということかな。
それとも必殺技だっから倒せたのか。
敗れたヨドンナはガルザと組むことに。
ガルザの目的はなにか。素直にヨドンナに協力するわけないですしね。
ヨドンナが隠している何かを探るためか。はたまた・・・。
ヨドンナはそこに勘づいているのか。これによってヨドンナの立ち位置が決まりそうです。

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テーマ:魔進戦隊キラメイジャー - ジャンル:テレビ・ラジオ