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【江豆町 ブリトビラロマンSF】 小田扉
江豆町画像

太田出版 全1巻 個人的評価 ★★★★



あらすじ


架空の町・江豆町。
そこは、ヘンテコがあふれた町。
オカシな住人・奇妙な風習から見えてくるこの町のヘン。
江豆町は笑いと優しさにつつまれた町。



感想


なんとも不思議な感覚の作品。
小田扉流SF(スコシフシギ)の世界。

平たく言えば、江豆町を舞台にした群像劇なんだけど、本作は一味違っている。
1人の老人の死から幕を開けたのでてっきり、別々の主人公の視点でストーリーが進む、所謂メリーゴーラウンド方式かと思いきや然に非ず。
一定して流れるどこかシリアスな雰囲気もミステリーを期待させるが、大きな事件も展開もなく、どこまでも生活目線の物語。
あくまでも主題は、住人の視点を通して見る江豆町の奇妙な風習とその生活なのだ。

では本作は退屈なのか?否、これがとても面白い。
老人に憧れる若者、別の世界からやってきた船長、老人は参加できない祭、たった一人の囚人を収容する刑務所、
住人が作る新聞、生きている犬像、珍妙なルールの謎スポーツ、奇妙な蝶。
ヘンテコがあふれる江豆町。しかし、奇妙な風習を面白おかしく見せることがテーマではなく、あくまでも主役はそこに住む人々。
そこから見える作者の温かな眼差しなのだ。

決して派手さはないが、しっかりとした人物描写に支えられた堅実な面白さ。噛むほどに味わいの出る一作。



備考


 巻数      初版発行
   1  2016年03月07日


2002年~?連載。
書影は、2004年に出版されたものに描きおろしを加えた完全版。



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