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マンガの紹介と感想、スーパー戦隊のヒロインキャプチャーと各話感想を綴るポンコツブログ
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【うずまき】 伊藤潤二
うずまき 表紙 画像

小学館 ビッグコミックススペシャル 全1巻 個人的評価 ★★★★★



あらすじ


女子高生・五島桐絵が生まれた育った黒渦町に、ある日突然、異変が起き始める。
つむじ風が舞い、草木の枝葉がとぐろを巻き、火葬場の煙が渦を巻いて上がっていく...
そして人間も、うずまき化し始めていく。髪が渦巻く。身体がねじれあがる。カタツムリに変身する...
うずまきの呪いから逃れるため、桐絵は町から脱出しようとするものの!?



感想


うずまき、うずまき、うずまき、うずまきにまつわるエトセトラ。
「うずまき」という題材だけでよくこれだけの発想ができるものです。

奇想天外で不気味なアイデアの数々はさすが伊藤先生といったもの。
人間がカタツムリに変わっていってしまう、「ヒトマイマイ」のエピソードなんてインパクト大。発想の面白さと気持ち悪さは強烈!

うずまきの呪いによって狂っていく人々の醜悪さ。
恐怖と笑いは表裏一体と言いますが、その怖さと可笑しさの絶妙なバランスが素晴らしい。
伊藤先生の才能がいかんなく発揮された、ホラー漫画の枠を越えた傑作だと思う。

主人公の桐絵ちゃん、この娘が可愛い。
伊藤先生の描く女の子は相変わらず美人さん。
ショートカット姿なんてどストライクでした(笑)
ホラーには美女が似合う。

その彼氏の秀一くんもまた良い。
いち早く町の異変に気付くも、真っ先に両親がうずまきの呪いの犠牲になる悲劇の男、秀一君。
人一倍うずまきを恐れて、半世捨て人のような生活に陥っても、桐絵ちゃんのピンチは救う男、それが秀一君。
言動に味わい(哀愁)があって面白い。

作品の構成としては、
前半は連作短編といったもので、これだけでも面白いのですが、町が閉鎖されてしまう後半から更に面白さが加速。
ラストに至ってはもう神秘的といえるほど。

得体の知れないものへの恐怖、抗うことの出来ない無常観。
人智の及ばぬ圧倒的な存在を前に、桐絵と秀一の選択はちっぽけなものかも知れない。
しかし、あれこそ人間の強さではないだろうか。

「うずまき」の呪いとは?最後に登場したアレは?そもそも何故こんな事に?
結局いろんな事が分からないまま。
でもそれが良い。分からないからこそ面白い。

読者もうずに巻き込む、そのエネルギーに酔いしれよう。



備考


 巻数      初版発行
   1  2010年09月04日


1998年~1999年連載。
書影は、全3巻で発行されていたのを1冊にまとめ復刊したもの。



うずまき 1

うずまき 1



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