【ヒロイン画像&第１２話感想】ルパンレンジャーVSパトレンジャー　#１２「魔法の腕輪」

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ジェンコ・コパミーノ
身長／181cm（巨大金庫身長／45.3m）
体重／199kg（巨大金庫体重／497.5t）
犯罪歴／連続爆弾魔
犯罪技／タンサイボール
ルパンコレクション／「駆け足の人生　La vie sur la voie rapide」

爆弾をばらまいて周囲を木っ端微塵に破壊する、ミジンコのようなギャングラー怪人。
球形爆弾タンサイボールを無限に生み出すことができる。
ルパンコレクションの能力を悪用して、
猛スピードで各地を移動しながら、連続多発的に破壊活動を行っていた。（公式サイトより）

石田勇気
陸上部の中学生。歩くことができなくなり落ち込む晴香を励ますため、
陸上の大会で1位になりたいと強く思っている。（公式サイトより）

青山晴香
勇気が思いを寄せる車椅子の中学生。
歌が好きでステージに上がりたいという夢を持っていたが、
歩くことができなくなり、諦めかけている。（公式サイトより）

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー、第１２話です。

大会を明日に控え、タイムに伸び悩む陸上部の中学生、石田勇気。

そんな中、驚異的な速さで駆ける事が出来る腕輪型のコレクションの力を使い
街中で爆弾をばら撒くギャングラー怪人ジェンコ・コパミーノが出現。
今回のターゲットを追って現れたルパンレンジャーは、
ジェンコの油断を誘いコレクションを回収しようとしますが失敗、
コレクションはその場に居合わせた勇気の手に渡ってしまう。

透真はコレクションを取り戻そうと追う中、
病院で車椅子の中学生、晴香と会う勇気を目撃。
コレクションを返すように迫る透真でしたが、
勇気はコレクションをどこかに隠していました。
コレクションを絵本「ヒナーノの谷のセイン」に出てくる魔法の腕輪だと信じる勇気は、
その力を使って大会で勝ち、晴香を励まそうとしていたのでした。

その絵本に婚約者・彩との事を思い出した透真は、コレクションの奪還を買って出る。
コレクション奪還の予告状を出すことで勇気を不安にし、隠し場所を探し出した透真。
翌日、予告通りコレクションを奪いに現れたルパンレンジャーでしたが、
同じくコレクションを奪い返そうとジェンコが襲撃。
勇気にコレクションを預け、ギャングラーに奪われないよう全力で逃げろと言う透真。
しかしコレクションは自分を信じない者の願いは叶えてくれない、だから
「走る前に心の中で呟け」
「俺は速い」
そう言って透真は勇気を送り出すのでした。

コレクションを持たないジェンコに用はないルパンレンジャーはこれを撃破。
巨大化したジェンコもパトレンジャーによって撃破されました。

大会当日。晴香と透真たちが見守る中、コレクションを付け臨む勇気。
自分を信じろと言った透真の言葉を思い出し、勇気は見事１位でゴール。
その姿に喜ぶ晴香を見て、コレクションの力で勝った事を恥じる勇気。
今度は自分の実力で勝つとコレクションを透真に返そうとしますが、
実はコレクションは事前に透真がすり替えておいた偽物でした。
勇気は本当に自分の力で勝利していたのでした。
自分を信じる事の大切さを教えられ、
背中を押してくれた透真を見送る勇気の晴れやかな笑顔で、第１２話END。

今回はなんとも素敵なお話でした。
快盗としての透真とは違う一面を見せてくれました。
脚本は今回もメインの香村純子さんではなく、特撮ではお馴染みの荒川稔久さんでした。

絵本には透真と彩との思い出があり、
絵本は絵本、創作だと言う透真に
夢物語で癒され、また現実に立ち向かおうと背中を押してくれると話す彩。
透真の勇気にみせた思いやりは、彩へ向けたものでもあったのでしょうね。

さてさてその勇気君が励ましたい晴香ちゃんですが、怪我などの一時的な車椅子ではなく
もう歩くことは出来ないとの事。何が原因かは語れませんでしたが、シビアな現実ですね。
方法は間違っていたかもしれませんが、
そんな彼女を励ましたい勇気君、なんて出来た格好良い中学生なんだ。

やっぱり特撮でこういった王道的な話は良いですね。

で、その絵本「ヒナーノの谷のセイン」の作者はアルセーヌ・ルパンと同時代の人物だそうで、
知り合いだったとの噂もあったそうですが、絵本の腕輪は創作との事。
しかし、本物のコレクションを参考に描いた可能性もありそうですね。

今回は透真と勇気の話がメインでしたので、
パトレンジャー側もギャングラー怪人もおまけの感じでしたが、
ジェンコの爆弾の威力から、痛くとも少々なら耐えられると
咲也に強いるつかさが素敵でした（笑）